『聖奴隷学園2』をプレイしたので感想【ちょっとだけネタバレあり】

『聖奴隷学園2』をプレイしたので感想書いていきます！ちょっとだけですがネタバレあります！

聖オルキス学園。
この地方の名家である＜東妻家＞が創設した歴史ある女子学園。
近年になって共学化されたが、名門の看板に陰りはない。

東妻家当主が理事長を務める学園には、現在もその娘たちが学園長や学生として籍を置いている。
古くから女系として知られる東妻家、その繁栄はこの先も揺るがないと、誰もがそう思っていた。

だが今、平穏な学園に不穏な影が忍び寄る。
その影の正体は＜西紀家＞。

秘密裏に性奴●を育成し、その売買による利益と人脈で、政財界に大きく根を張る新興の財閥だ。
その西紀家が、東妻家を喰らおうと一人の刺客を放ったのである。
刺客の名は、久我彗。
西紀の血を引く彼は、まだ若いながら、どんな女も極上の性奴●に仕立て上げる腕利きの女衒（調教師）だった。
東妻家は、その正体を知らぬまま、彗を聖オルキス学園の転校生として受け入れてしまい……。

元々Liquidの作品は好きだったし、サンプルで見られるイラストもめちゃくちゃ好みだったので2021年に発売されたこの『聖奴隷学園2』はかなり気になっていました。

なのになんでこれまでプレイしてこなかったのか、正直に言うと高かったからです。

情けないことですが、抜きゲーでフルプライス8800円というのはちょっと勇気が出ませんでした。

ですがこの度FANZAでのセールにより30%オフという大幅割引ということで購入に至ったわけです。

しかし実際にプレイしてみると、定価で買っても良かったと思えるくらい満足のいく作品でした。

あらすじとサンプル画像見て気になった人はすぐ買いましょう。

ちなみに、FANZAでは「奴隷」というワードがNGのようで『聖奴●学園2』と表記されていますが「セントドレイガクエン2」と読みます。

「2」とついていますが、前作とストーリー上の繋がりはないので「2」からでも問題なくプレイできます。（一応私は前作もついでにプレイしました）

聖奴●学園〜School Festival Edition〜

前作もけっこう良かったですが、今からやるならとりあえず2からでいいと思います。
「2」以外の諸々の派生作品を含めたセットもセールされてたりするので、シリーズまるごと気になっちゃったら思い切って買っちゃうのもアリです。

聖奴●学園祭〜Remaster Complete Box〜

※セット購入は重複注意

で『聖奴隷学園2』の感想に入っていくわけですが、今回は良かった点、悪かった点を簡潔に書いていきます。

聖奴●学園2

●良かったところ(5個)

①イラスト
さっきも言いましたが、イラストがめちゃくちゃ好みでした。サンプルCGで惹かれた人は、全編に渡ってこのクオリティなので迷わずGOしてください。
個人的に特に好きなのはフェラの表情ですね。

サンプル画像のこれ一枚で購入を決めたと言っても過言ではないんですが、この気持ち分かりますか？なんというか、しっかり咥えてる感がたまんないんですよね。
口をすぼめてしゃぶりつく必死な感じの淫らな表情がシンプルにエロいのももちろんありますが、元々の綺麗な顔が歪みつつも、崩壊しているとまではいかない絶妙な塩梅を突いてるところが素晴らしいです。こういった表情は他のキャラクターでも見ることが出来たので非常に満足でしたね。

②ボリューム
フルプライスだけあってボリュームはかなりあったと感じました。
シーン回想数82個が価格と比べて多いか少ないかは人によるかもしれませんが、個人的にはたっぷり楽しめました。CGの使いまわしもほとんどなかったです。
あらすじやキャラクター紹介を見れば分かる通り、一応は東妻家の姉妹たちがメインターゲットで当主である母がラスボスになるわけですが、その他のキャラクターたちも単なるサブキャラではなくしっかりとしたボリュームで描かれていました。
強いて言うならキャラ紹介でも下の方にいる風無永愛、新庄円香は他キャラクターの引き立て的役割が大きくて、東妻千桜も終盤まで出てこないので他キャラと比べると少しシーンは少なかったというのはあります。まあ、キャラ紹介見た時点でもある程度察せられる話だとも思いますが。

③キャラクター
ボリュームの話にも通じますが、キャラクターのバリエーションが多岐に渡っています。
厳しい女教師、優しい幼馴染、双子メスガキ、不良娘（不良というかヤクザだけど）、委員長的なやつ（委員長じゃなくて生徒会副会長だけど）、男性恐怖症の元女優（見た目アイドルっぽい）、既に完堕ち済みでノリノリの助手、等と様々なキャラがいました。

これだけいれば誰でも1人はハマるキャラがいるんじゃないかと思います。
みんな良かったですが、個人的に特に良かったのは上のサンプル画像でも挙げた日下部月美ですかね。

真面目で厳しく男を目の敵にする委員長的なキャラですが、親友である東妻鈴菜に対して劣情を抱くムッツリな面も持っていて、主人公はその隙を突いていくことになります。
やっぱそういうギャップのあるキャラはいいですよね。

④ヒロインたちの強さ
かなり手ごわかったです。どのキャラクターも一回犯したくらいではめげず、常に反撃のチャンスを狙ってきます。
なのでマジカルチンポで一瞬で堕ちてしまうような展開に飽き飽きしていた人には、かなり歯ごたえのあるヒロインたちになっていると思います。
やっぱり堕とすのが大変だからこそ、ついに堕ちたときのギャップがより映えるんですよね。

⑤学園というロケーション
中盤からは主人公が完全に学園を支配して改革を進めていくわけですが、ちゃんと学園という舞台を活かした作りになっていました。
具体的にはモブキャラですね。モブキャラにもハイクオリティなそういうシーンが複数用意されている点も素晴らしいんですが、それだけではなく男女含めて大勢のモブ生徒モブ教師たちが徐々に主人公の影響に染まっていってその全体的な空気感が圧力となって抵抗するヒロインたちを追い詰めていく感じが非常に良かったです。

●悪かったところ(3個)

ここまで褒めてきましたが、正直に言うと「ちょっとこれはな…」って思った部分もありました。個人的には良かったところでお釣りが来ますが気になる人は気になるかもしれません。

①登場人物が全員バカ
これはもうこういう系の作品ではしょうがないことで、あんまり言うのも野暮だとは思うんですが、マジで全員バカです。
良かったところで書いたようにヒロインたちは簡単には屈しないんですが、だからこそ「え、じゃあもっと○○すればいいじゃん。なんで○○しないの？」という場面が多々あります。
主人公も主人公で、大ピンチと思ったところで「いやそんなん無理やろ…」というようなぶっとんだ打開策を打ち出します。でも相手もバカなので余裕で通用します。
ただ裏を返せば、キャラクター達を全員バカにすることでご都合的な話の整合性を保っているとも言えるのかもしれません。
「そういうものなんだ」と割り切れるなら全然問題ないと思います。

②ゲームの進み方
これは一番不満だった部分なんですが、このゲームのシステムは一応対象キャラを選択しながら進めていくもののルート分岐などなく、ヒロイン全員を並行して攻略していくことになります。

問題なのは、完全に自由にキャラを選ぶことは出来ず、一定段階まで話が進むと他のキャラの話を進めるまで進行できなくなってしまうことです。

↓は東妻鈴菜と東妻紫陽花のストーリーが一定まで進んでしまって、他のキャラを進めるまでこれ以上進められない状態。

なので、気に入ったキャラを一気に最後まで進めてクリアするようなことは出来ず、全てのキャラを同程度のペースで進めていかなくてはいけません。
これは人によって好みが分かれるかもしれませんが、私は1人に集中して最後まで行きたい派なのでちょっとイマイチな仕様に感じちゃいましたね。
もちろん、東妻鈴菜と日下部月美のように関わりの深いキャラで、プレイ内容にも2人の調教進行度が関わってくるようなものならそれでもいいんですが、特に絡みのないキャラも含めて全員平等に進めていかなくてはいけないのでちょっとテンポが悪いように感じちゃいました。

ちなみに、ルート分岐がないのでキャラ個別のエンディングもなく、一応2種類のエンディングはありますが単純に2つの選択肢からどちらかを選ぶだけでフラグ管理等は一切ありません。
しかもバッドエンドとハッピーエンドとかで分かれてるわけでもなく、「別に一つにまとめてよかっただろ」っていう内容です。

一番最後の選択でセーブだけしとけば一周で全てのシーンが回収できるので簡単というメリットはあるんですが、ちょっと物足りなさはありましたね。ボリュームは十分なのに物足りないって感じてしまうのがもったいない。

③ラスボス弱すぎ
ラスボスである東妻家当主の母・千桜が非常に厄介な相手なので海外に追いやって、戻ってくるまでの間に姉妹を堕として学園を掌握して千桜を迎え撃つというのが主人公の計画だったわけですが、普通に上手くいきすぎて拍子抜けでした。