『光翼戦姫エクスティアコンチェルト4』の感想

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ゲーム

こんにちは。

だいぶ遅くなってしまいましたが8月に発売されたエクスティアコンチェルト4の感想を書いていきたいと思います。

ネタバレあります。

プレイ自体は発売当日くらいにしていたはずなんですが、後回しにしているうちに忘却の彼方へ飛んでいってしまっていました。

ストーリーはコンチェルト3からの続きで、前回倒したキレリの姉ワウリが襲来し、前作では人知れず戦っていたエクスティア・アクア(柴島 千秋)が一時的に戦えなくなってしまった代わりにエクスティア・ソル(大隅 夏音)が戦うことになっていましたが、

今回は逆転してアクアが復帰して戦っていく代わりにソルが戦えなくなっています。

なんかずっとワンパターンを繰り返し続けてるなーって思っていましたが、最後にはソルが復帰しさらに3開始前から行方不明となっていた1、2のヒロインも異次元から帰ってきて4人の力を合わせてボスを倒してハッピーエンドです。負けたらちゃんと4人集合の敗北Hもあります。

過去シリーズのヒロイン真理奈、リース、アザリンらは行方不明扱いのままなので、コンチェルト路線でさらに続編作ることも過去シリーズの路線に戻って続編作ることもここで打ち切ることも出来そうな全く今後の展開が読めない終わりとなっています。

コンチェルトシリーズについて、これまで私は

キャラの魅力が弱い

(・全キャラ総とっかえなのにシナリオが短いので各キャラの掘り下げが浅く個性が感じられない
 ・前の絵の方が好き。ごめんなさい)

のにやっていることはほとんど過去シリーズの焼き直しのように見えて真新しさを感じず、ジェネリックエクスティアというイメージしかありませんでした。

というか価格だけ見たら安いですが中身は価格以上に薄いので費用対効果考えたらジェネリックというよりむしろ高級品なんですよね。

ただ、前作の3でついに男性パートナーの存在が消失してしまったことにちゃんと意味があって

「敵からの行為で初めてPPチャージを覚える」
→「他にチャージの仕方を知らないから勝つためにあえて敵に身体を許すようになる」

という微妙に今までになかった展開が見られたのは良かったと思っていました。

そして今回の4では、前作の感想で「もしかしたらあるんじゃないか」と予想していたアクア(千秋)とソル(夏音)の間でのPPチャージが実現しました。

PPが想いの力なら、理論的には可能だったはずなんですが今までは男性キャラがいたせいで実現しなかったんですよね。

その予想が的中して今までにない展開が見られたのは大変良かったと思います。

しかしFANZAのレビュー等を見ると、エクスティアに求めていたのはこういうものじゃないっていう批判的な意見も見られます。百合はよくてもふたなりは話が違うという意見もあります。

またこのパターンか…って悲しくなっちゃいましたね。

最近は特にそう感じますが、こうなっちゃうシリーズをたくさん見てきました。

既存の人気シリーズを長く続けていくと、ユーザーはどんどん老化して減っていくのでコンテンツを継続させるには若い新規ユーザーを呼び込まなくてはいけません。

そして新規ユーザーを呼び込むためには、
・より宣伝に力を入れるか
・これまでのターゲット層とは違う層に響く要素を追加
しなくてはいけません。

それが既存ユーザーにも受け入れられるものならいいんですが、そうでないと今回のように批判を受けることになり、この状態が続くと新規ユーザーを増やすために既存ユーザーがいなくなるという本末転倒なことになってしまいます。

なので非常に悲しいですが、個人的には既存シリーズは既存路線を続けられない事情があるのなら潔く終わってもらって、新規ユーザーを獲得したり別のことがしたいのなら一から新しいIPで作ってもらう方がいいと思ってしまいます。

コンチェルトシリーズは、名前だけはエクスティアとついていますが特徴だった純愛と凌辱の両立はなくなり、シナリオは薄っぺらく劣化している上に分割商法で中途半端なところで話を分断され、好きだったキャラクターは全員いなくなり、キャラデザも様変わりということで全くの別物になってしまっていました。

このうち何か一つでも過去シリーズと繋がる要素があれば少しは感じ方が違ったかもしれませんが、ここまで違っているとエクスティアである意味が分かりません。

たぶんエクスティアって名前が付いてる方が買ってもらえると思ったんでしょうが、これ買うような私のように忠実なファンならたぶんエクスティアって名前じゃなくたってLusteriseの新作変身ヒロイン物ってだけで買ってるし、じゃあ新規層はどうなのかって言うと設定だけでも過去シリーズの続きって言われたら買いづらいと思いますよ。

でエクスティアって名前が入っているばっかりに過去シリーズと比較してしまって文句が出てしまっているわけで、かえってエクスティアと言う名前がデメリットになってしまっているように感じます。

これがエクスティアじゃなくて全く別の新シリーズとして出ていたら、中身が全く同じだったとしても「お、新人か!最初は大変だろうけど頑張ってくれよな!」って気持ちになれていたと思います。たぶん。

なんてことを考えていたら、なんかLusteriseさんの新作が発表されてました。

アンソロジーということで、いろんな変身ヒロインの詰め合わせみたいな感じっぽいです。

聖戦姫イリスは元々同人コミックからの商業ゲーム化というあんまり見ないパターンですね。

予想外すぎてちょっとなんて言ったらいいのか分かりません。

聖戦姫イリスは私もDLsiteで買って読んでたので、ゲームの方もとりあえず買ってプレイしてから評価したいと思います。

FANZAだと原作の同人コミックが11/30まで90%オフになってたりするので読んだことない方はゲームが出る前に予習しておくのもおススメです。

他の2作品、『聖滅麗姫エーテライア』『魔宝麗姫マギスフィア』は調べても見つけられなかったんですが、特に原作とかはない完全新作ってことになるんですかね?ちょっとよく分かんないです。

あと今の時点でやっぱり気になっちゃうのは、いつも言ってる価格ですね。

コンチェルトシリーズは絶対的に物足りないけど金返せって言うほどでもないという悪い意味で絶妙すぎる価格設定のせいで、どんなに内容が良くても(良くなかったんだけど)満点はあげられないという所がありました。

でもこれはコンチェルトから始まった話ではなくて、パラレルエピソードの時からその兆候はありました。
あれはしっかりエクスティアと繋がった話で内容も良かったので一応の満足感は得られていたという話で、価格に対するボリューム不足感はずっと否めませんでした。

それでエクスティア3以降のLusterise作品は価格に対してボリュームが少ないというイメージがしっかりと根付いてしまったので、同じような価格帯と売り方の『戦姫ヒロイン敗北アンソロジー』もどうせ薄っぺらいんだろうなという諦観が既に漂ってしまっています。

しかも今回は3作品同時発売ですからね。

普通だったら「3作品同時発売なんてすげぇ~!」ってなるところなんでしょうが、正直「うわ~3つまとめて出すってことは一作ずつやったらよっぽどボリューム薄いんだろうなぁ」と思ってしまいます。

これがパラレルエピソードや『光翼戦姫エクスティアR 紅の女王』のように

過去作と繋がった話なら既にキャラクターの掘り下げが済んでいるので作品自体のボリュームは少なくても話が薄っぺらいという印象は抱きづらいです。

でも全く新しいキャラでこれやられると無理なんですよね。

いや、他だとボリューム少なくてもしっかりキャラ立ってて濃い作品はたくさんあるのでたぶん無理ってことはないんですけどコンチェルト見る限りは無理だと私は感じてしまいました。

価格下げるのが無理ならいっそ価格上げてフルプライスで、エクスティア1~3のようにちゃんと1作ずつ濃くてやりがいのある本気の大作に挑戦してほしかったですね。

今の時代ソシャゲに魂を売らずにコンスタントにゲームを出してくれてるって時点で非常にありがたいのであんまり価格のことで文句は言いたくないんですけど、分割・セット販売でボリュームを誤魔化そうとしてる感じとか、どうしてもいやらしさが目についちゃいます。

そんな感じでした。

エクスティアコンチェルトシリーズも過去シリーズと比べてしまうとがっかり感がありましたが内容自体がめちゃくちゃ悪いってわけではないし絵の違いも私の好みと違ったってだけでこっちの方が好きって方もいると思うので、半額セールとかで買えばちょうどいい満足感かもしれません。

半額セールと言えば過去シリーズはパレレルエピソードも含めて11/14まで50%オフなのでどれかやったことのない作品があればコンチェルトよりおすすめです。

以上!

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