『対魔忍ユキカゼ2』という作品を解説する

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対魔忍

●主な登場人物

・秋山達郎

今作の主人公。聖修学園普通科へ生徒として転入して矢崎の闇ビジネスと鷲津茂の関与、そして依然行方不明の水城不知火の手がかりについて静流とともに調査をします。

前作では半人前という感じでしたが、本作では風遁の術を巧みに操る立派な対魔忍へと成長しています。

風遁の術というと、単に風を操って相手を吹き飛ばしたり、かまいたちで斬りつけたり、螺旋丸が螺旋手裏剣になったりというイメージを持つ方が多いでしょうが、達郎の風遁は

 ・離れた距離の会話を風に乗せて聴き取る

 ・発生した音を風で運び去って聞こえなくする

 ・風で光や熱を逸らし、光学センサーを無力化する

 ・風で声を変化させ声紋認証を誤魔化すレベルの声真似をする

といった「潜入任務に必要なもの全てぶち込みました」と言わんばかりの性能をしています。もちろん風を操る力は戦闘面でも優秀で、平静な状態であれば淫魔族の幹部級を圧倒できるほどです。

さらに、同級生が引くくらいめちゃくちゃちんぽがデカいという情報まであります。

達郎は寝取られ作品の主人公ということで、情けない弱者男性だと誤解している方も多いと思いますが、実際には非常に有能なキャラなんです。

しかし、いくら人間レベルで立派なちんぽを持っていても魔族ちんぽには敵わないのが対魔忍世界の厳しいところですね。

聖修学園に赴く直前、師である紫から大切なお守りを預けられますが、桐生によって無理やり謎の小瓶と交換させられてしまいます。この小瓶がトゥルーエンドへ繋がる重要な鍵となります。

・高坂静流

本作から登場した新対魔忍。24歳。

才色兼備で6ヶ国語に通じ、2つの博士号と数十に渡る分野の専門知識を有し、あらゆる経歴の人物となって潜入可能で高度な隠密技術の持ち主。明らかに盛り過ぎです。対魔忍じゃなければ超天才キャラとして世界中に名を馳せていたでしょう。

忍法・木遁の術を駆使した戦闘能力も高く、通称”花の静流”。

教師として聖修学園に潜り込み、達郎とともに調査を進めていきますが施設地下で強力な警備ドローンに遭遇し一時撤退、さらに謎の変態ラバー女との戦闘中に媚薬毒を受けた結果、達郎とニャンニャンしてしまいます。

その後、現状の戦力ではこれ以上の調査は困難と判断しゆきかぜ、または凜子を増援として呼ぶことになります。

・水城ゆきかぜ

本作のメインヒロイン。

当初は作戦に参加していませんでしたが、達郎と静流の要請により荒事担当として聖修学園にやってきます。(選択肢によりゆきかぜと凜子のどちらかが来る)

しかし、静流の「しばらく様子を見るべき」という提案によってゆきかぜも生徒として学園の特待生科に通うことになり、立派な淑女になるためのドスケベ授業を受けることになります。

転入試験であっさり特待生になってしまったことからも、ゆきかぜが戦闘力だけではなく頭脳も非常に優れたキャラクターであることが分かりますね。

・秋山凜子

前作から昇格し、本作ではゆきかぜと並ぶ同格のメインヒロイン的扱いとなっています。

選択肢によってゆきかぜとどちらか1人が途中から参戦して、凜子はメイド科に転入します。

特待生科ではなくメイド科なのは、かわいいメイド服を着てみたかったからという年頃の娘らしい実に微笑ましい理由ですが、入学試験自体は全科目満点という凄まじい成績で突破しています。

聖修学園メイド科はエリート中のエリートに仕えるプロフェッショナルを目指す学科であり、当然それにふさわしい能力が求められるため、偏差値は東大常連校を遥かに凌駕する名門中の名門です。

その転入試験を満点で通るというのは他作品の数多の天才キャラと比べても極めて卓越した頭脳だと言えます。

これに匹敵するほどの天才と言ったら、東応大学に満点で合格した夜●月くらいでしょう。

そんな天才的頭脳に加えて対魔忍でもトップクラスの戦闘能力を持つ凜子でさえ、一歩間違えればちんぽに敗けて「んおほぉぉぉ」してしまうのが対魔忍の世界なのです。

裏を返せば、夜●月ですら対魔忍世界にいれば「んおほぉぉぉ」しているということです。

この事実だけでも対魔忍の優秀さと、いかに厳しい戦いをしているかが理解できるでしょう。

・鷲津茂

傘下に多くの大企業を抱える鷲津グループの会長で、前線を退いてからは日本の政財界を担うエリート育成を目指した『聖修学園』で自ら校長を務め若者の教育に尽力しています。前作の黒幕、矢崎宗一とは甥、叔父の関係。

82歳には見えない若々しい姿から政財界では”妖怪”と畏れられていますが、その正体は淫魔王に忠誠を誓う淫魔。淫魔族の勢力を拡大するために聖修学園を利用していました。

・犬井秀雄

聖修学園従者科の伝説的OBで、卓越した性奉仕技術から特待生科の女子からも絶大な人気を誇っています。

転入生のためあぶれてしまったゆきかぜのパートナー役を務めて、立派でドスケベな淑女へと育て上げてくれます。正体は淫魔。

・黒井竜司

聖修学園特待生科の3年生で、文武両道、成績はいつもTOPクラスだが孤高の存在(友達がいない)。メイド科へ転入してきた凜子の主人役としてパートナーになります。

その正体は淫魔王。鷲津らを操り裏から聖修学園を支配していました。

淫魔王って言うくらいなのでエドウィン・ブラックにも匹敵する大物なはずですが、いまいちカリスマを感じず竿役としては圧倒的不人気な印象。

でも正体を現してからのトゥルーエンドのラストバトルはけっこうアツくて好きです。

・謎の変態ラバー女

全身をラバースーツで覆って巨大な鉤爪を装備した謎の変態。

鷲津マテリアル地下研究施設から撤退中の達郎・静流を襲撃し、媚薬毒を塗り付けた鉤爪で静流を斬りつけます。その後、増援に来たゆきかぜ(ゆきかぜルート)と凜子(凜子ルート)にも媚薬毒を与えますが、実は媚薬はただのカモフラージュで、密かに傷口からマイクロチップ『イブ』を移植していたため大変なことになってしまいます。

その正体は、淫魔王の忠実な下僕となったゆきかぜの母、水城不知火。

前作で矢崎専属の奴隷娼婦をやっていたのも淫魔王の指示によるものと思われます。本作では淫魔王の命令に従い、愛する娘や優秀な対魔忍たちを淫魔の仲間に引き入れるために行動していました。

得意の槍ではなく鉤爪を装備していたのは、おそらく「イブを移植するためにかすり傷だけつけられればいい」という目的に沿ったチョイスでしょう。全身をラバーで覆っているのは正体を隠すためと、ゆきかぜの雷撃を防ぐためであり、ただの変態というわけではありません。

ただ、特徴的な爆乳のせいでプレイヤーには最初から正体がバレバレでした。

ボールギャグを装着している理由は謎ですが、敵と会話するつもりはないという意思表示かもしれません。それかただの趣味です。個人的にはこの見た目かなり好きです。

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