まずは、二つの作品の共通点からおさらいしていきます。
共通点①人間の力を遥かに越える怪物と戦う人々を描いている
共通点②情報収集のためくノ一が「男性を接待し楽しませるお店」にキャストとして潜入
共通点③潜入したくノ一が敵に捕まってしまう
共通点④救出のために主人公たちが潜入
こんなところですね。ここまではほぼ同じものと言って差し支えないでしょう。
次からは二つの作品の違いについて細かく見ていきます。
先に言っておきますが、書いてるうちに楽しくなってきちゃって思ったより長くなってしまいました。全部で12点あります。どうか最後まで読んでください。
相違点①味方組織
◆鬼滅の刃
鬼殺隊。
鬼を滅ぼし、首魁・鬼舞辻無惨を討つことだけを目的として産屋敷の持つ莫大な資産によって設立された秘密組織。構成員は代々鬼狩りの家系の者、鬼に恨みを持つ者、産屋敷に恩を受けた者など様々。
ほとんどの隊士は高いレベルの剣術と特殊な呼吸法を身につけており、入隊のためには命を賭した厳しい試験が課せられる。
作中の描写から宇随の嫁3人は隊士ではないと思われるが、宇随の指示に従うことで結果的に鬼殺隊としての行動をとっており、鬼との戦闘に特化した武器も扱う。
宇随とともに産屋敷と会話する場面も描かれていて、詳細は不明だが夫婦ともども産屋敷に多大な恩を受けている様子。もしかしたらアニメではこのへん細かくやってくれるかもしれない。
◆対魔忍
政府により秘密裏に組織された、人の身でありながら「魔」に対抗できる忍で構成された集団。闇に潜む魔を狩り、堕落した人間を葬る。一人ひとりが魔に対抗する”対魔の力”と”一人の対魔忍に一つの忍法”と呼ばれる特殊能力を有する一騎当千。
しかし対魔忍の持つ能力は基本的には遺伝によってしか伝わらないため、急増する魔族に対しては常に人手不足。
二作目『対魔忍アサギ2 〜淫謀の東京キングダム〜』では公安調査庁調査第三部・通称セクションスリーという形で正式に政府組織の一部として認められている。つまり公務員である。
鬼殺隊はあくまで私設組織なので特別な権限はありませんが、だからこそ自由に行動することができます。また、産屋敷家の影響力からかいろいろと融通が利くようでもあります。
皆「鬼を倒す」という一つの目的のために集まっているので、いざというの結束力は非常に強いです。
対して対魔忍は公務員として公的な立場が保証されているものの、ある種の軍隊であるためシビリアンコントロールの原則が働き勝手な行動は許されず、命令が絶対となります。
また、上司や仲間が敵と内通していたなんてのは日常茶飯事なので、息をするように罠にかかります。
相違点②作戦目的
◆鬼滅の刃
遊郭に潜むと目される強力な鬼を探し出すこと
◆対魔忍ユキカゼ
行方不明の対魔忍・不知火を探し出すこと
特定の対象を探し出すという点では共通していますが、その対象はかたや討伐対象、かたや救出対象と真逆になっています。
相違点③潜入場所
◆鬼滅の刃
華やかな夜の街・吉原。表向きには人間たちの活気あふれる街。
◆対魔忍ユキカゼ
案内人の手引きなしにはたどり着くこともできない、謎に包まれた地下都市・ヨミハラ。
魔族や闇の住民が支配していて女は娼婦か奴隷の2通りしかいない。
鬼が潜伏しているとはいえ、あくまで人間たちの住む街である吉原遊郭に対して、ヨミハラは周りに敵しかいない上一度入ったら逃げることすら困難な地下深くに位置しており、過酷さは段違いであると言えます。
相違点④作戦の契機
◆鬼滅の刃
遊郭に鬼が潜んでいると睨んだ宇随が客として潜入したが尻尾を掴めず、より内側へと入り込み情報を探るために嫁3人が遊女として潜入した。
◆対魔忍ユキカゼ
行方不明の不知火がヨミハラで見つかったという情報を得たことから潜入捜査を試みたが、ヨミハラは地下都市であるため進入経路が限られ、さらに入口には対魔忍の臭いを嗅ぎつける番犬がいるので秘密裏に忍び込むことは困難だった。
そのため、あえて対魔忍であることは隠さず捕らえられて奴隷にされたと装い、取引により引き入れた奴隷商人・ゾクトに連行される形で潜入した。無茶苦茶な作戦にも思えるが、作戦を強行させようとする政治的な圧力もあった。
宇随が一応段階をおいて潜入を指示しているのに対し、対魔忍はわけのわからない場所にいきなり若手を放り込むというやべーことをしています。
ただ、前述したように政治的な圧力と、ボスであるアサギがちょっと感覚がアレという背景もありました。
コメント
こんにちは
こう比較すると天元が超優秀だったんですね(最初のアオイらを連れていこうと
したのを除いたらまあ、嫁音信不通で焦っていたんでしょうが)
あそこで炭治郎達がいかなきゃ
任務失敗してそうではあるが
妓夫太郎、堕姫討伐も超高難易度だし
ユキカゼのが潜入難易度が高いのに
準備が雑すぎて笑いました
罠と分かって任務中止をやらないのが
1番でしたね
こんにちは!
コメントありがとうございます。
部下になるなら臨機応変な判断ができる上司につきたいものですね。
考えてみたら鬼滅鬼側の上司も
アサギとは違う意味で無能な部分
多かったから
(下弦解体など)
そこら辺共通点ありますねw