なぜ人はスケベサンタに惹かれてしまうのか

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ゲーム

超昂大戦エスカレーションズにて、12/8~12/15の期間で『聖夜エスカ・トパーズ』が排出される期間限定ガチャが開催されています。

というわけでなけなしの蝶鉱石をはたいてガチャを回したんですが、残念ながらすり抜けまくって来てくれませんでした。

ですがそんな時でも、昂るつぼみで交換できちゃうのがこのゲームのすごいところ。

 

つぼみは貴重なアイテムなのでおいそれとは使えないんですが、うららのサンタ衣装があまりにもドストライクだったのでついつい使ってしまいました。

なぜ人は、ここまでドスケベサンタに惹かれてしまうのでしょう?

 

結論から言うと、私はある「ギャップ」がこの魅力を生み出していると考えています。

本来なら子供のための存在であるはずのサンタクロースがとても子供には見せられない扇情的な格好をしていることでその落差が一段と魅力を引き立たせているというわけです。

しかも豊満とは言いづらいプロポーションのうららがあえて露出度の高いマイクロビキニを着用しているところにもギャップが表れており、ドスケベさは2乗です。

さらにマイクロビキニを着ていながらマントを羽織って絶妙な恥じらいを…(以下略

 

このようにギャップによって見た者の印象が変わる現象は『ゲインロス効果』と呼ばれています。

ゲインロス効果は、1965年にミネソタ大学のアロンソンとリンダーによって報告された心理的な現象です。

彼らの実験をざっくり説明すると80人の女子学生を対象として、その被験者について別室で話しているようすをこっそり聞かせるというもの

会話の内容は大きくわけて

・ずっとポジティブな話(褒めたり)

・ネガティブな話(悪口)

・ポジティブな話の後にネガティブな話

・ネガティブな話の後にポジティブな話

の4つ。

これを聞いた被験者はどういう印象を持ったのか、という実験です。

結果、最も好印象だったのがネガティブな話の後にポジティブな話をしたパターン。

逆に最も悪印象だったのがポジティブな話の後にネガティブな話をしたパターンでした。

つまり、ずっと自分のことを褒めていた人よりも悪口を言ってから最後に褒めてくれた人の方が評価が高く、ずっと自分の悪口を言っていた人よりも最初は褒めていたけど最後には悪口を言っていた人の方が評価が低かったというわけです。

(参考:人の心理をポジティブに変える「ジャイアン効果」とは?)

 

これを実際の会話で考えてみると

「あの子めちゃくちゃかわいいよね」って言っている人よりも「あの子めちゃくちゃデブだけど笑うとすごいかわいいよね」とか言ってる人の方が好印象って感じでしょうか。

確かにもてる人って適度に女の子をいじったりしてることが多い気がします。

逆にあんまりべた褒めだと嘘っぽく聞こえたりもします。

 

このような真逆の言動で印象が変わる現象で最も有名なのは、参考元のサイトでも紹介している「映画のジャイアン」でしょう。

いつもはのびた君をいじめているジャイアンが、映画でちょっと良いことをするとめちゃくちゃカッコよく見えるアレです。

ちょっとニュアンスは違いますがギャップ萌えとかって言われるものも似た現象ですね。

 

こうした現象は他にも数多く見られ、例えば

・いつもツンツンしている女の子がたまにデレる

・不良が猫に餌をあげている

・すぼらそうな子が実は料理上手

・なよなよした奴がここぞという時に意地を見せる

・いつもふざけてる人が真面目な顔をする

・大人しい子が趣味の話になると活発になる

・オタクに優しいギャル

・清楚な彼女が実は淫乱クソビッチ

 

など枚挙にいとまがありません。

ただこの現象もいいことばかりではなく、教員や警官など人々の模範となるべき立場の人が不祥事を起こすとより大きなバッシングを受ける、など通常以上に悪く見えてしまうという場合もあります。

 

つまり、こうしたギャップを使うことで良くも悪くも人物の特徴をより際立たせることが出来るということです。

実際、巷で人気のキャラクターもほとんどがなんらかのギャップを持っていますよね。

大きなギャップを持つことがそのままキャラクターの魅力に繋がっているというわけです。

 

 

ところで最初の聖夜エスカ・トパーズの話に戻りますが、アウチシーンではなんとお目当てのドスケベサンタ衣装ではなくトナカイのコスプレでした。

そんなところの意外性は求めてなかったんだよなぁ…

※敗北の方はちゃんとサンタでした

 

皆さんも実生活でギャップを活かして自分を演出する際は、悪い方向に出ないように気を付けましょう。

以上!

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