対魔忍RPGのストーリーが取っ散らかり過ぎて訳分かんないので一から読み直して整理しようっちゅう話その4です。
目次⇒目次
メインクエストCHAPTER3『雨の幽霊城』
●あらすじ
五車学園近くに現れた謎の幽霊城の噂。
アサギの命令により調査に向かった独立遊撃隊だったが、そこで待ち受けていたのは淫魔族の一派だった。
幻影の城をカモフラージュにし、地下でなんらかの研究を行っていた淫魔族だったが、対魔忍に発見されたことで断念し地下洞窟を崩落させ隠滅してしまう。
●登場人物
・ふうま小太郎
前回の東京キングダムでの任務で味わったスリルに高揚感を忘れられずにいたところ、五車の生徒たちの間で噂される”かつて焼け落ちたはずの城が、雨の日にその姿を現す”という幽霊城の話を耳にする。
アサギから調査を命じられ、好奇心でついて来たさくらと共に城跡へと向かうが、権左と遭遇し戦闘となり、さくらの実力を目の当たりにした。
数日後に再びさくらと蛇子、鹿之助を連れて二度目の調査に向かう。
幽霊城で遭遇したサキュバスの誘惑を受けるが、「屈服するよりさせる方が好み」と性癖をカミングアウトして強行突破する。
幽霊城は特殊な雨を利用して精神的に不安定となった者を惑わす幻影であることを看破し、鹿之助が放つ電波をラジオでキャッチすることで合流に成功し殿の淫魔と戦った。
地下洞窟が崩落した後は、とりあえず魔族を倒したことに満足して結局何があったのか分からないままその後の調査を校長にぶん投げた。
・井河さくら(初登場)
五車学園教師。最強の対魔忍・井河アサギの妹。
落ち着いた大人な女性という印象のアサギとはタイプが異なり、いつも元気に動き回っていて子供っぽさが抜けきらない快活なおてんば娘。姉妹の共通点は、無駄にでかいおっぱいぐらい(小太郎談)。
姉妹で何度も共に視線を潜り抜け、固い絆で結ばれている。
食堂で日替わり定食(ハンバーグ)を食べていた小太郎にアサギからの呼び出しを伝え、幽霊城に興味を持ってそのまま霊感グッズを持参して任務についてくる。
権左と遭遇した際に情報を引き出そうとしたが、権左は早々に不利を察して撤退してしまった。
長物の槍を操る権左にとって足元から襲ってくるさくらの影遁の術は相性が悪かったとは言え、その一方的な戦いぶりは「姉の七光り」を疑っていた小太郎の評価を改めさせた。
数日後の再調査の際も、アサギに内緒で独立遊撃隊に同行する。
・井河アサギ
妹のさくらに対して「学校では校長でしょ!」と叱責する等しっかり公私を分けているように見えるが、そういう自分はさくら先生を呼び捨てにしている。
幽霊城の噂があった城跡が学園の北の山、五車と外を繋ぐ隘路(あいろ)であり、北側から五車を攻めるとしたら要所となる場所であったため、念のため独立遊撃隊に調査を命じる。
・水城ゆきかぜ
アサギの命令を受けて校長室を後にした小太郎に出くわすなり、突然「ぶっ飛ばすわよ!」と言い放った。
さらに小太郎を便利屋呼ばわりして凜子先輩の居場所を尋ねたが、独立遊撃隊の隊長として高度な戦術判断を一任される立場であることを説明されると、なぜか嬉しそうな様子で立ち去って行った。
“雷撃の対魔忍”としてこの世界に名を轟かせているらしいが、今のところただのDQNでしかない。
・土橋権左
美女幽霊の噂を聞きつけ城跡を訪れ、小太郎・さくらと鉢合わせする。
すぐさまさくらに攻撃を繰り出すが、影遁の術相手に歯が立たず早々に撤退した。
実は美女幽霊の噂を聞いて来たのは嘘で、骸佐の命令で城跡地下の魔界の門を調べていたが、妖しげな魔族を連れた手練れの女戦士(美女幽霊)に撃退されてかなりの数の部下を殺害されてしまっていた。
・相州蛇子
幽霊城の二度目の調査から独立遊撃隊として参加する。
スマホが圏外になる山奥で天気予報を聞くため、鹿之助からラジオを借りて持参していた。
「結局こういう昔ながらのがいちばん頼りになるんだ」とおばあちゃんが言っていたらしい。けっこうおばあちゃんっ子なのかもしれない。
ちなみに、タコの獣化忍だからか雨は好き。今はタコもまあまあ気に入ってるが、さくら先生の影遁の術のようなカッコイイ忍法がよかったと泣いていた頃もあったらしい。
結局天気予報を聞く機会はなかったが、はぐれた鹿之助の放つ電波をキャッチするためにラジオは役立った。
任務終了後は、明日の小テストの出題範囲を小太郎と鹿之助に教えるという優等生らしい一面も見せた。
・上原鹿之助
幽霊城の二度目の調査から独立遊撃隊として参加するが、はぐれて迷子になってしまう。
電遁の術で周囲に電波をバラまきSOSを送っていたところ、電波の跳ね返りの感覚と見えている景色が異なることに気づき、幻影を見破った。
その後謎の女に出会うが、幽霊だと思ってビビり倒していた。
任務終了後は翌日小テストであることを思い出し焦っていたが、小太郎のように授業をサボっている様子は見られないので、普通に勉強苦手っぽい。
・謎の女(初登場)
鹿之助が幻影を見破った直後、突然目の前に現れた謎の女。
鹿之助に興味を持って姿を現したようだが、小太郎らが駆けつけた頃には忽然と消えてしまっていたため幽霊女として恐れられてしまう。
「あの方」とぼかされているが、淫魔たちの会話内容からこの場にいた淫魔族の指導者であり、”雨の幻影陣”で幽霊城を出現させていた張本人と考えられる。
また、権左と権左の部下を蹴散らしたのもこの人だと思われる。
・二車骸佐
城跡地下の魔界の門を調査していた権左から、「既に魔界の門は朽ちて使い物にならないこと」「先客(淫魔族)がいて、かなりの部下が殺害されたこと」の報告を受ける。
「魔族がノマドに纏まっているわけではなく、一枚岩ではないことが分かっただけでも充分」と評していたが、だいぶ薄い情報の引き換えにかなりの部下が死んだことを全く問題視していないことから、いかにこの世界のモブ対魔忍の命が軽いか分かる。
既に魔界の門が使えないことを歴史を通じて推察しており、ちょっと賢そうな面を見せた。
●舞台
・五車学園
今回は、五車学園の生徒や教師が利用する食堂が登場。
日替わり(ハンバーグ)というオーソドックスなメニューの他、「やきそば天津飯定食」と一風変わったメニューが確認された。
ちなみに、背景絵で確認できる限りでも9卓あり、1卓につき8席あるので最低でも72席存在する。
ここから五車学園の生徒数をある程度割り出せるのではないかと思ったが、実在する学校情報をいくつか確認したところ全校生徒数と食堂の規模は全然比例してなかったので無理でした。
●その他設定
・楢篠長武
五車町の北部に位置する城跡(石碑が一本立っているだけ)が城として健在であった時の城主。
暴君として名高く、鬼や妖怪を従え民を拷問・虐殺するなど恐怖による圧政を行ったと伝えられている。
しかしその権勢は、あるときぱったりと終わり、力を失った城主は虐げてきた領民にあっさり討たれた。
このことから、骸佐は「楢篠長武が魔界の門の力を利用していたこと」「楢篠長武の力が失われたのは魔界の門の機能が停止したから」と推察していた。
・影遁の術
井河さくらの使う、影を操る術。
影に潜んだり影から影へ移動することができ、影の中に潜ませた武器を射出する等の幅広い応用も効く。
・対魔忍ひとりにひとりの忍法
対魔忍は一人につき一つ忍法という名の特殊能力を持つが、それは自らの意思で選ぶことは出来ない。
また、対魔忍の血を継ぐものでも能力に目覚めない者もいる。
しかしふうま小太郎のように、忍法を持たなかったからこそ他の技能を鍛えて対魔忍として認められる力を身に着けた者もいる。
・アニマル対魔忍
動物を活用するのは古来よりの知恵だが、対魔忍は現在でも能力ある動物を調教し、拠点防衛等に活用している。
五車においてはその世話係をさくらが担当しており、忍熊や忍蛇が山に放たれている。
さくらがいればフレンドリーなはずだったが、何者かに操られている様子で小太郎たちにも襲い掛かってきた。
・サキュバス
男の精を奪って生きる淫魔。屈服すれば、この世のものとは思えぬ快楽をずーっと味わわせてくれるらしい。
簡単には幻影にかからない頑固な侵入者を撃退していた。
・淫魔族
謎の女が率いる、ノマドとは異なる魔族の勢力。
城跡地下洞窟の魔界の門を調査していた。
・魔界の門
魔界へと繋がる門。
城跡の地下にある洞窟に存在していたが、既に朽ち果てて機能を失っていた。
淫魔族はこの門を調査しており、その時間稼ぎのために地上に幻影の城を出現させて侵入者を惑わせていた。結果から見れば、幽霊城の噂でかえって目立ってしまい対魔忍が調べに来ちゃってるので薮蛇だったように思える。
最終的に、淫魔族の手により洞窟が崩落させられ実質的に封印される。
●今回のまとめ
今回は原作シリーズでも人気キャラの井河さくらや、謎の女こと水城不知火が登場していましたね。
この頃は不知火と唯一直接絡んだのが鹿之助で、後のイベントとかでも2人の絡みはちょいちょいあったので濃厚なオバショタ展開に発展するのかと思った時期もありましたが、全くそんなことはありませんでした。
他に今回気になった点と言えば、五車学園及び対魔忍の危機管理能力の低さですかね。
学園のすぐ近くに魔界の門があるという情報を全く把握しておらず、それを淫魔や骸佐一派が知っていてしかも自由に調査活動までさせてしまっているのはあらゆる意味で大問題でしょう。
さらに、山中の警備を担当するはずのアニマル対魔忍たちも敵に操られて逆に利用される始末です。
五車が滅んでいないのは単に敵にその気がないからってだけなんじゃないかと思えるガバガバセキュリティでした。
次回⇒メインクエストCHAPTER4『対魔忍OFF』
以上!
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