『対魔忍アサギ2〜淫謀の東京キングダム〜』という作品を解説する

対魔忍

今回は、対魔忍アサギシリーズの第2作である『対魔忍アサギ2 〜淫謀の東京キングダム〜』について解説していきます。

 

 

主に対魔忍が陥ってしまったピンチについて「何故そうなってしまったのか」「どのような決着を迎えたのか」を解説することで対魔忍の有能さを証明しようと思うので、大きなネタバレを含みます。

ご注意ください。

 

 
STORY
 

魔を滅するくノ一、対魔忍アサギ再び!!

潜入任務中の対魔忍が消息不明に。
アサギとさくらは彼らの捜索のため東京湾に浮ぶ人工島へ向かう。
そこは開発途中で放棄された廃都市、今では魑魅魍魎と犯罪者達が跋扈し、享楽と退廃が支配する無法地帯であった…。


2006年に発売された、対魔忍アサギシリーズの第一作。

前作対魔忍アサギから約一年後。引き続きアサギが主役を務めています。

アサギ、さくらは前作では組織から離れて独自に動いていおり、クライマックスで対魔忍に復帰することになったので実は組織としての対魔忍の戦いを描いた作品はこちらが始めてとなっています。

一般には隠された秘密組織だった対魔忍もこの一年の間で内務省公共安全庁・調査第三部<セクションスリー>として政府所属の公の機関となりました。

さらに海外の勢力や新たな敵組織、数多くの専門用語も登場する等、大きく世界観が広がっています。

●今回の舞台

・東京キングダム

またの名を東京キングダム・シティ。政府の肝いりで東京湾内に建設された人工島。

会場に浮かぶ第二の都心になることを期待された巨大事業であったが企業の誘致に失敗、住居施設や所業施設は廃墟と化し、10年前に開発の中止が発表された幻の都市。

事実上人々からは見捨てられた地だったが、おかげで危険な犯罪者や魔界から流れてきた闇の住人たちといった魑魅魍魎が住みつくようになり、今では世界でも有数の危険地帯と化した。

中心部には繁華街ができアジア最大の娼館もある。外の法律ではないこの島独自のルールがあり、生き抜くだけの強さか、強者への媚びを忘れなければ生きていける。

東京キングダムにいる女といえば、娼婦かマフィアの情婦、マフィアの女ボスと決まっているので潜入の際にはそのいずれかへの変装が必須となる。

本州とつながる東京キングダム大橋が島の唯一の出入り口だが、出入りは比較的自由で外の旅行会社が観光ツアーを開催することもある。

●主な登場人物

・井河アサギ

対魔忍に復帰して部隊長として活躍していますが、前作で全身性感帯・感度3000倍に改造された身体はそのままとなっています。

その効果は凄まじく、曰く

「握りしめたコップをペニスのように感じ、飲み込む水が精液のように感じられた。服を着ているだけでも局部を撫でられているようで、肩が触れただけでも背筋に快感が走った。」

とのことです。

普段は精神修養によって抑えていますが、ひとたびスイッチが入ると大変なことになってしまいます。

今作では東京湾に浮かぶ人工島・東京キングダムでテロ組織の捜査中に行方不明となった対魔忍の捜索のためにさくらとともに潜入任務に臨みますが、中華系マフィア・龍門の沙耶に敗れて囚われの身になり、再び苛烈な改造調教を受けてしまいます。

ちなみに、アサギとさくらは今回娼婦に扮して潜入していますが、言い寄ってきた男たちは路地裏に連れ込んでボコボコにしており、実際に娼婦としての仕事はしていません。敵に捕まってしまったのは全く異なる理由によるものです。

ネット上ではよく「娼婦として潜入してそのまま捕まる対魔忍=アホ」という論調が見受けられますが、今作では当てはまらないので注意しましょう。

・井河さくら

前作までは一般人として暮らしていたため対魔忍としての歴はかなり短いさくらですが、最強の対魔忍であるアサギの妹としての素質や、元々隠れて修行していたこと、前作での戦いの経験等もあり既に非常に高い実力を有しており、次代のエースと目されています。

アサギと同じく全身性感帯・感度3000倍の身体のままですが、アサギと違い精神修養が未熟なため定期的に薬を服用することで耐えています。

アサギと共に娼婦に扮して東京キングダムでの任務に就きますが、龍門によって捕えられて主に沙耶から調教を受けることになります。

・八津九郎

スキンヘッドの男対魔忍。

生まれつき対魔忍としての能力を持たなかったために一般のレンジャー部隊に所属していましたが、任務中に負傷し盲目になったことで能力が覚醒し対魔忍となります。

アサギの右腕を務め、軽口を叩くなど互いに信頼を寄せていて、戦闘では体術や剣術を得意とし、33cmの特製サバイバルナイフとマシンガンを操って戦います。

対魔忍としての能力は超人的な回復能力で、死なない程度の傷ならばやがて治るというものですが、程度によって回復には時間がかかり、視力が治っていないように万能ではありません。

アサギとさくらがいかにも忍者という戦い方をするので、銃火器を使って近代的な戦闘をする九郎は対魔忍の多様性を広げた立役者とも言えるかもしれません。

今作では、窮地に陥ったアサギらの救援のために東京キングダムへ駆けつけ、速疾鬼を撃破するなど活躍しますが、その後現れた謎の影によって身体を乗っ取られてしまいます。

・山本信繁

内務省公共安全庁、調査第三部<セクションスリー>の部長であり、政府と対魔忍を繋ぐ事務方のトップ。アサギの上司。

人魔結託した悪に対抗するために各地でバラバラになっていた対魔忍を集めて組織化したのもこの人で、知略と政治力を駆使する切れ者とされています。

今作ではミニコンピュータでの通信でアサギへ指示・サポートします。


・沙耶

今作のボスとも言うべき、忍装束を来た謎の少女。

性格は少女らしく無邪気さがあるが朧に似て残忍で、東京キングダムで3人の対魔忍を殺害した実行犯。

巨大な蜘蛛に似た怪物への変身能力を持ち、さらに背中から触手を生やして自在に操ることができます。その攻撃力は圧倒的で、一度はアサギと正面から戦って勝利したほどの実力者です。

正体は朧クローンによって自我を完全に破壊されたくノ一の少女の体をベースに作られ、対魔忍に眠る魔の遺伝子の力を覚醒させた究極の戦士。

朧クローンの命令によりアサギ、さくらを捕らえた後はさくらの調教を担当し残忍な加虐嗜好を見せます。

・朧クローン

魔界の技術と人間の技術の結晶により生み出された朧のクローン。

元々朧はノマドの動向の調査と魔界技術の奪取を目的とした中華連合のスパイでしたが、エドウィン・ブラックにより懐柔されたこと(イキ殺されて生き返らせるのを11回繰り替えされた)と、アサギに殺され復讐に狂ったことで本来の目的を見失いノマドに寝返っていたと明らかになります。

クローンはオリジナルが持っていた本来の目的通り、中華連合の一員として東京キングダムで龍門のボスの地位についています。

アサギを従順なメス奴隷へと調教し、オリジナルから継承された記憶の復讐を果たすとともにアサギの肉体を素体にすることで沙耶よりもさらに強力な生体兵器を作り出そうとしていました。



以上のように主要な登場人物だけでもかなり増えており、物語も複雑化しています。

戦闘描写においても、実力さえ出せれば強敵も瞬殺できた前作とは異なり、アサギと対等に渡り合う速疾鬼や、アサギを倒すほどの実力を持つ沙耶が登場するなど白熱したバトルを見ることが出来ます。

対魔忍アサギ2 〜淫謀の東京キングダム〜 完全版 Windows10対応版

そしてもちろん、調教によるスケベ描写もパワーアップしていて、後に発売された完全版ではさらにシナリオ、CG、アニメーションが追加されております。

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●事件の裏側

今回アサギとさくらが敵に捕らわれてしまったのは、日本国内の親中派の閣僚たちによって潜伏していたアジトの場所がリークされてしまったためです。前作と同様に身内の裏切りによって窮地に陥ってしまったわけですね。

そして対魔忍である長老が裏切った前作と違い、今作では政府の人間が裏切ったということに重要な意味があります。

まず、今作から対魔忍が公的な機関となったことである種の軍隊とみなされ、シビリアン・コントロール下に置かれることになりました。

つまり政府からの命令が絶対となり、対魔忍が独自の判断で行動することは出来なくなったわけですね。

そして、現実の社会を見ても分かるように政治の世界には様々な思惑が入り乱れており、現職の議員が汚職や犯罪に関わった例もあります。

それは治安が終わっている対魔忍世界ではなおさらで、さらに魔の勢力を取り込んだ悪人も政治の世界に数多く蔓延っています。

ということは裏切りの恐れがあるだけではなく、命令してきた当人が実は敵そのものだったという状況も生まれ得るということです。

後の作品でも、対魔忍が陥る窮地のほとんどがこの組織の構造的欠陥に起因しています。

このことから、対魔忍がよく捕まるのは対魔忍が頭対魔忍だからというわけではないことが分かりますね。

対魔忍を政府に組み込んでしまった山本は最大の功労者であると同時に、ある意味では無能な働き者だったと言うこともできるかもしれません。


●結末

苛烈な調教の末、さくらを殺害された激しい怒りで己の中に眠る魔に覚醒し夜叉と化したアサギは圧倒的な力で沙耶を倒します。

しかし沙耶も元を辿ればクローン朧に命を弄ばれた被害者に過ぎず、さくらへ調教する中で歪な愛情を芽生えさせていた沙耶はさくらを殺したように見せかけて急所を避けて生かしていました。

その後救援部隊も到着して無事生還したアサギとさくらでしたが、実はこの一連の事件はノマドの首領エドウィン・ブラックによって仕組まれたものでした。

さらに、ブラックの眷属吸血鬼として復活したオリジナルの朧によって朧クローンも始末されます。

ブラックの目的は

・龍門を一掃して東京キングダムをノマドの勢力化に置くこと

・龍門の研究成果を奪うこと

・アサギを魔族としての覚醒へ導くこと

でした。

ブラックは各地で事件を起こして対魔忍の戦力を分散させた上で、東京キングダムでテロの情報を流すことで実力者のアサギが派遣されるように仕向けていたわけです。

さらにアサギが捕らえられてからも、九郎に憑りついて暗躍することで状況をコントロールしており最終的に全ての目的を達成しました。とんでもない策士ですね。


というわけで、アサギ2での戦いはアサギとさくらが勝利したものの、漁夫の利を得たブラックが実質一人勝ちという苦い結果に終わりました。

ちなみに、今作でも後に追加されたものも含めて様々なバリエーションのバッドエンドがあります。

選択を誤ると、アサギとさくらはとんでもない末路を辿ってしまいます。

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未プレイの方は、是非ご自身で確かめてみてください。

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次は『対魔忍アサギ3』の解説をしていく予定です。

以上!

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